奈良墨出張授業 小学校
小学校での奈良墨の出張授業をお手伝いしました
先日、ある小学校の4年生が取り組む
「伝統工芸品について調べる」という学習の一環として、奈良墨の出張授業が行われ、そのお手伝いをさせていただきました。
ご一緒させていただいたのは、錦光園の長野さんです。
ご縁がつながり実現した出張授業
昨年、学校の先生とならまちで偶然お会いしたことが、
今回のきっかけの一つとなりました。
その際、先生のお嬢さまが学校から錦光園さんを訪れたことや、私の教室でも子どもたちと「にぎり墨遠足」に参加していること、また、長野さんが全国各地で墨の出張授業をされていることなどをお話ししました✨
そうしたさまざまなご縁がつながり、
今回、学校より奈良墨の出張授業についてご相談をいただき、私もお手伝いとして参加させていただくことになりました。
墨を知り、実際に触れる時間
授業では、奈良墨の歴史や原材料、作り方について、
長野さんがお話しくださいました。
子どもたちは、普段何気なく使っている墨がどのような材料からできているのか、
どれほど多くの工程と時間をかけて作られているのかを学びました。
そして、実際に柔らかな墨を手に取り、
自分の手で形を作る「にぎり墨」を体験✨
目の前で職人さんのお話を聞き、墨を見て、触れて、香りを感じる。
「わあ、すごい!」 「やわらかい!」
そんな素直な声があちこちから聞こえ、子どもたちが五感で墨を感じている様子がとても印象的でした。
教科書や写真だけでは分からない、墨の質感や温度、
香り、手に残る感覚までを含めて、
本物だからこその体験になったのではないかと思います。
情報だけではなく、「本物の経験」を
今は、スマートフォンやタブレットで調べれば、
知りたい情報がすぐに手に入る時代です。
けれど、インターネットや本に書かれているものは、誰かが実際に見て、触れて、感じたことを、言葉や写真にまとめたものです。
こうして私が書いていることも、
私自身が見て感じたことの一つにすぎないのですが。
同じものを見ても、
どこに驚くのか、
何を美しいと感じるのか、
どんなことが心に残るのか、は、
一人ひとり違います。
だからこそ、
自分の目で見て、
自分の手で触れ、
自分自身の心で感じること。
それが、本当に「知る」ということにつながるのではないかと思います。
お道具を大切にする気持ち
墨はもちろん、奈良には筆をはじめとする、さまざまな伝統工芸品があります。
昔から受け継がれてきた職人さんの技術や知恵、そして想いが詰まっています。
一つのお道具が自分たちの手元に届くまでに、どれほど多くの人の手がかかり、どれほどの時間が費やされているのか。
その背景を知ることで、筆や硯、墨など、普段使っているお道具を大切にしようという気持ちも、自然と芽生えてくるのではないかと思います。
今回の体験を通して、お道具の向こう側には、それを作った職人さんの技術や想いがあることを、
少しでも感じてもらえていたら嬉しく思います。
このような貴重な機会をいただきました学校の先生方、
そして、子どもたちに分かりやすく、楽しく奈良墨の魅力を伝えてくださった錦光園の長野さんに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました🙏✨
長野さんは奈良墨の魅力を伝えるべく、
全国で墨の授業を行っておられます。
奈良の方はもちろん、
もっと錦光園さんの活動について知っていただきたいと思います✨
