松煙墨を未来へつなぐ方、作品展でのご縁
2025夏の度の作品展には、
たくさんの方にお越しいただきました。
その中で、一緒に作品展をさせていただいた
先生とのご縁から、奈良町で墨屋を営まれている
錦光園7代目・長野睦さん がお越しくださいました。
とても暑い日だったのですが、
キャプションまで隅々じっくりご覧くださり、
本当にありがたく思っています。
現在、奈良には8軒の墨屋さんが現存しています。
今回は「奈良の墨屋さん一覧」としてボードを作成し、展示させていただきました。
残念ながら網羅できていない墨屋さんもありますが、
奈良の墨文化を知っていただくきっかけになればと微力ながら展示しました。
その中のお一人でもある長野さんは、松煙墨 という、
赤松を燃やして生まれる煤から作られる特別な墨を未来へつなぐため、
新たに挑戦を始められています。
私たちの作品展に、そんな大切な伝統を受け継ぐ方がお越しくださったことは、
とても大きな励みになりました。
1400年続く奈良墨の伝統と、子どもたちの学びや表現がつながっていくように──
これからも大切に活動を続けていきたいと思います。
錦光園さんのHPはこちらからどうぞ
錦光園公式サイト