握り墨遠足 墨運堂さん

2024.12.24

教室の生徒さんと、墨運堂さんへ、

握り墨体験に行って参りました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

当初の予定は8名としていましたが、

予想以上のお申し込みがあり、

なんと総勢19名で参加してまいりました✨

 

過去に我が子と、近所のお友達を連れて

一緒にお邪魔したことはありますが、

教室からこんなに大勢で電車に乗って行くのは

初めてでしたので、遠足の気分でワクワク、

ドキドキしておりました✨

もはや遠足です(笑)

 

ありがたいことに、保護者の方も

3名帯同してくださいました。

 

非常に沢山の方の参加があり大変嬉しかったです。

館長の影林さんがお出迎えくださり、

まず墨師の松田さんが

墨を練っているところを見学させていただきました。

 

温かいうちに煤と膠と香料を均一に練る為に、

素早く練ります。

松田さんの、三つ折り職人技です✨

 

まさかあの一瞬で三つ折にしているなんて

思いもしませんよね😆✨

墨師さんの間ではこれを「コクダ」と呼ぶそうです。

なんでコクダ?疑問に思い、

以前一人でゆっくりお伺いしたときに、

小窓から顔を突っ込み(笑)

松田さんにお尋ねしました。

 

木型にいれる前の出来上がりが

「小さな管」のような感じだからというのが

語源らしいです😎

なるほど🥸

他にも職人さん用語ありそうだなと興味津々。

子どもたちも、職人技をまじまじと見ていました。

 

この三つ折技は先日12/23の、

NHK奈良ナビでも放送されていましたね。

そうして練り上げられた墨を、

松田さんに掌にそっと置いてもらい

ギュッと握る子どもたち😊

 

予想外の温かさ、柔らかさに驚いた反応✨

そして、その墨を桐箱に入れてもらいました。

煤と膠を原料とする墨は、

日々の気候条件に順応して絶えず変化しているので、

直射日光の当たらない涼しい場所で3か月開けずに

保存するのが理想的です。

 

墨の桐箱は土蔵と同じ条件を持っていて、

日本でも伝統的に様々な場面で使用される桐材は、

外部からの湿気を防ぎ、

適度に空気の入れ替えも行う上に防虫効果もあります。

墨の保管箱として大変重宝されているのは

そういった理由なんです。

 

こうして、

世界に一つだけのMy墨が完成しました☺️✨

 

次に場所を3階に移し、墨づくりのビデオを鑑賞。

真剣な眼差しで画面に釘付けになって

鑑賞してくれていました。

完成までに10工程と、

とても手間がかかっていることが

分かったのではないかと思います。

 

3階には、いろいろな形の色鮮やかな墨が

展示されています。

また、使う水により、

墨色の変化や表現も様々です。

 

そして、お次は墨汁の製造工場を

見学させていただけるとのことで場所移動。

製品ラベリングや、

検品・出荷準備されているところを

見学させていただきました。

 

特に、熟成完了した墨液をボトルに充填するところは、

子どもたちもおー!と声をあげていました☺️

 

こちらは、普段は見学プランに

含まれていないそうなので、

子どもたちもやったー!

と、お得感を味わっていました🤗

ここは、私も初めてでしたので、

とても貴重なものを見せていただきました。

恐らく子どもたちより、

私が一番興奮していたんじゃないかと思います(笑)

 

そして、最後に、【博文堂さん(筆工房)】にお邪魔し、

沢山の珍しい種類の筆の試し書きをさせいただきました。毛によって、表現の違いを味わっていました。

 

そして、自分で選んだ筆を購入。

次のお稽古で使うのが楽しみやね😊

 

今回は親御さんが3名帯同くださいましたが、

とても興味深くお話を聞いてくださっていたのが

とても印象的でした。

ご一緒くださり、ありがとうございました🙏

 

奈良は書道をするのに絶好の環境だと思います。

奈良墨の長い歴史や、

伝統工芸を身近に感じられ、

子どもたちにとって

貴重な体験となってくれていたら、

嬉しい限りです😌

 

単に技術面だけ向上

すればいいということでは

ないです。

こうして本物に触れて、

歴史的背景や知見を得ることで、

感性も磨かれ、人間力も高まり、

そしてその感性が、書にも表れるのではないかなと

思います。

さらに書道の奥深さを知り、

もっと書道を好きになることが、

上達への近道だと思います。

 

また今回は教室からは、17名の参加でしたが、

日頃から交流のある、三郷でお教室をされている

先生と合同での遠足でした✨

 

合同遠足、とても楽しかったです✨

ありがとうございました😊

まだ教室には今回行けていない

生徒さんがたくさんいます。

是非また計画しますので、

次の機会でご参加いただけると幸いです。

この度は、館長の影林さん、

墨師の松田さん、

そして、博文堂の皆さん

お世話になりありがとうございました🙏😊✨

また、帯同くださった保護者の皆様、

ありがとうございました🙏✨

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